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シロのひみつ

   

私は幼稚園の年長だった頃から、大学1年まで、白い日本犬の雑種を飼っていました。非常に気のやさしい犬で、人間にも他の犬にも怒ったことはほとんどありませんでした。
その犬を飼うまで私は、犬が少し怖くて、でも怖いけれど可愛いとも思っていたので、親に言って飼うことにしてもらったのですが、うちの犬があまりにも従順なので、何か裏があるのではないかと私は思い始めました。
小学校低学年の頃です。「犬が本気を出したら、私のほうがまだ弱いのに、私を攻撃したことがない。もしかして、こいつは宇宙人で、私たち地球人を観察に来てるんじゃないだろうか?」犬と私だけで散歩に出かけた時、思い切って犬に聞いてみることにしました。田んぼの横の草むらに並んで座り、夕日に照らされた自分たちの影を見ながら、私は思い切って聞いてみました。「ねえ、シロ、ほんとは宇宙人なんじゃないの?Aちゃん(私)の考えてること、ほんとはわかってるんじゃないの?誰にも言わないから、Aちゃんにだけ教えて。もし、シロが宇宙人だったらねえ、うん、ってうなずいて」
シロはうなずいてはくれませんでした。それどころか、「はぁ?Aちゃん何を言ってるの?」という表情で、私の顔をじっと見ていました。
そんな大事な秘密を簡単に子どもの私に打ち明けてくれるわけないよな、と、その時の私は思いました。
その後、私はシロに同じ質問をすることはありませんでしたが、シロと相談したり(私が学校から帰ってきたとき母が留守で、「ママがいないけど、このまま家で待つ?それとも探しに行く?)とか)、時には口論したり(シロは自分が受け取るのを失敗して落としたお菓子を私に拾って来いって言ったのです!)、人間どうしのような友情をはぐくみました。
シロは私が大学1年生の終わりの春休みに、虹の橋を渡りました。自分は宇宙人だよとは最後まで打ち明けてくれなかったので、やっぱり、ただの犬だったのかなあ…。

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