犬の食欲不振を解決する!長生きにもつながるサプリメント

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老犬犬の体重増加について

   

犬は7歳を境に代謝が変化すると言われていることはご存じの方も多いかと思います。代謝が変化しても若いころと同じように同じ量の食事を食べていると、肥満になってしまいます。人間と同じで、いつまでも若いころのようにはいきません。だんだん脂っこいものを欲しなくなるのは犬も人間も同じです。
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体重が増えてしまうと、関節に負担がかかり、痛みを訴える犬も多くいます。また心臓病のリスク、その他にも病気のリスクが高まる病気が沢山あるのです。たかが肥満、ちょっとぽっちゃりしている方が可愛いと思ってあまり気にしていない方は要注意。肥満は病気の予備軍です。年齢のステージに合わせた生活を送るように心掛けましょう。

犬の適正体重って?

そもそも犬の適正体重をご存じでしょうか。町で出会う犬の中には、少し太り気味の子も多いので、正直なところ適正体重を分かっていない飼い主さんも多いように見受けます。まずその犬の適正体重を知ることが大事ですね。

犬の体型を判断する基準の一つにBCS(ボディコンディションスコア)というものがあります。これは体型を客観的に判断し、犬の太り具合・痩せ具合を判断する指標です。インターネットで検索してみるとイラストも付いて分かりやすいと思うので、ぜひご自分の犬の体型を評価してみましょう。

BCSでは1が最も痩せていて、5が最も肥満と評価します。3が適正な体格であり、ろっ骨が軽く触れて、上から見たときに腰にくびれがあり、横から見ても足にかけてお腹が上がっている状態とされています。BCS3を目指して体重を調整しましょう。でも犬種によって体格が大きく違うので、何キロ痩せたらよいかというのは獣医師に相談してみましょう。(ただ、痩せすぎることは禁物です。)

その他にも『背中を上から触った時に背骨に触ることができるかどうか』というのは、肥満度を判断する上で非常に分かりやすい方法だと思います。専門学的な用語になってしまいますが、腰椎には棘突起(きょくとっき)という突起があり、ある一定以上の肥満になるとこれに触れることができなくなります。触ることが出来ない場合は要注意です。

肥満で高まる病気のリスク

肥満の犬の寿命は適正体重の犬よりも寿命が2~2年半も短いということをご存じでしょうか。肥満になると一般的に関節炎・心臓病・呼吸器疾患・糖尿病などのリスクが高まると言われています。関節炎は純粋に体重が増加することで負担が増加し痛みが生じます。

もちろん痛み止めの飲み薬や軟骨成分のサプリメントによる治療もありますが、体重管理は関節炎の治療において重要なウエートを占めていまうす。そして心臓病はどの犬でも高齢になると起こるリスクは上がりますが、肥満だと心臓の負担が増えてしまい、少しの移動にも耐えられなくなってしまいます。

また、太ることが一因とされている病気に、空気の通り道である気管が押しつぶされる気管虚脱という病気があります。耳で聞いても、あまり想像できないかもしれませんが、とても怖い病態であることは分かっていただけるかと思います。ガーガーと咳が出ることが特徴で、とても苦しい病気です。

その他、糖尿病もリスクが上がります。これは人間と同じで、過剰な食事を摂取しつづけた結果として膵臓からインスリンという血糖値を下げるホルモンが出なくなる病気です。(Ⅱ型糖尿病) 毎食ごとにインスリンの注射を打つことが必要になり、抵抗力が落ちて感染しやすくなったり、白内障になったりと、本当に厄介な病気なのです。
肥満が原因で起こる病気はたくさんあります。肥満は万病のもと。気をつけましょう。

どのように体重をコントロールするか

では、実際どのように体重をコントロールしたら良いのでしょうか。体重が増えるというのは『摂取カロリーが多い』『消費カロリーが減る』のどちらかです。高齢になるともちろん代謝が落ちて太りやすくなるのは当たり前です。

ただ、太ったからと言って高齢犬に運動だけでダイエットさせようというのは酷です。もちろん日頃の運動は大事です。でもまず簡単に変えられる生活習慣は食事だと思います。日頃から与えている食事はドッグフードのみでしょうか。食事にトッピングをしていませんか。おやつを過剰にあげていませんか。人間の食べるものは与えていませんか。

さて例をあげて考えてみましょう。一般的な犬用のおやつでもある、ビーフジャーキー1枚のカロリーが30kcalとします。3キロの犬にとって30kcalは、60キロの人間に換算すると
いったいどれくらいの量に値するか計算したことがありますか。答えは600kcalです。

食事に加えてこの量を食べていたら太るのは当たり前ですね。人間の体重から考えるととても小さなものでも、犬の体重に換算すると、恐ろしいカロリーです。このような理由で、本当であればドッグフード以外のものを全部今日からやめましょうと言いたいところですが、犬にとっては不満爆発だと思います。

ということで、まずはおやつを与える時に小さく切って、全体量を減らすように心掛けてみてはいかがでしょうか。犬はあまり噛む動物ではないので、一回あたりの量を小さくしてもあまり犬にとっては満足感もほとんど変わりがないといわれています。出来ることなら回数も減らしましょう。このようにして摂取量が減れば、体重が減ることは間違いありません。そして、前述したように消化にも負担をかけないよう7歳をすぎたらシニア用の食事に変更してあげましょう。

体重の増加は病気の可能性??

でも歳をとって体重が増えたといっても、病気によって体重が増えることがあります。一般的に病気になると食欲が落ちて体重も減るというイメージがあるかと思いますが、中には食欲も増えて、体重も増えてしまう病気もあるのです。これらの病気のことを知ってもらうことで、病気の早期発見にもつながると思うのでしっかりと読んでいただけると光栄です。

ホルモン疾患

副腎皮質機能亢進症・甲状腺機能低下症があげられます。副腎も甲状腺もホルモンを分泌する臓器です。これらのホルモンのバランスが崩れることで全身に影響が出てしまいます。以前に比べて水を飲む量が増えたり、食欲が増したり、皮膚がぼろぼろになって、毛が抜けてきたり…症状はさまざまです。

一度気になる症状があれば、獣医師に相談することをおすすめします。(高齢になり性ホルモンのバランスが崩れることで体重が増えることもあります。)

腫瘍

高齢になるとどうしても不安になるのが腫瘍、ガンです。お腹の中に腫瘍が出来て腹水がたまったり、腫瘍が大きくなることでお腹が出てきたと思われることもあります。急激にお腹が膨らんできた場合やお腹を触った時に何か違和感がある場合は、事態は急を要する可能性が大きいです。

元気や食欲はありますか。下痢をしていませんか。最近しっかりとお腹を触ったりしてあげていますか。早急に動物病院へ行って検査を受けることをおすすめします。

フィラリアの末期症状

現在ではフィラリアに感染して、腹水がたまり、生死をさまよう状態になることは非常に少ないです。でも室内飼育だから感染しないだろうとフィラリアの予防をしていない方は要注意です。フィラリアは予防をしないと感染してしまう可能性がある病気です。そして放っておけば死んでしまう病気です。しっかりと予防をすることを忘れずに。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。
高齢になって太る犬は非常に多いです。ただ、病気が隠れている可能性も少なからずあることを覚えていてください。犬は言葉を発しないので、7歳を過ぎたら健康診断が重要になります。前述の病気も健康診断で見つかることが多い病気です。早期に発見することができれば、犬にとっても負担が少ない治療で元気になれる可能性も多いにあります。

最近いつ検査をしましたか。病院には行っていますか。いつまでも、元気に長生きしてくれるよう、一度検査をしてみてはいかがでしょうか。

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