犬の食欲不振を解決する!長生きにもつながるサプリメント

*

老犬を家で飼う際の注意点

   

犬の寿命は以前より格段に伸びて2008年の時点で平均寿命が14.3歳になりました。1980年にはなんと平均寿命が3.7歳だったというので驚きです。どうしてこんなに寿命が延びたかというと、飼い主さんの意識の向上やペットフードの品質の向上、そして獣医療の進歩が大きな要因だと言われています。でも寿命が延びることで、犬も高齢化も問題になってきます。TVや雑誌でも特集が組まれていることを度々見かけるようになりました。きっとそれだけ悩んでいる方が多く見られるのでしょう。

silky-955042_640

犬は7歳くらいを機にシニア期にはいります。食欲が低下したり、睡眠時間が長くなったり、毛が薄くなったり、代謝が落ちたり、足腰が少しずつ弱くなったり…といった様々な老化の症状がみられるようになります。

いつまでも若いころと同じ生活習慣では体もついていかなくなるので、成長段階にあった暮らしを送らせてあげましょう。そして、住み慣れた家でも、歳をとると不自由になるポイント、改善した方が良いポイントが出てきます。さて高齢犬を家で飼うにはどうしてあげるのが一番でしょうか。

食事

食事はどの年齢になってもドックフード(総合栄養食の記載のあるもの)がおすすめです。手作り食はどうしても栄養が偏る可能性が避けられません。
そして、7歳を過ぎたらシニア用の食事に変更しましょう。大型犬・小型犬によっても多少の違いはありますが、犬は生後1年で人間で言う20歳に達します。その後、1年で4歳ずつ歳をとるので、犬の7歳は人間の50歳くらいです。

人間が、高校生の時はどれだけでもこってりしていたものを食べていたのが、50歳にもなれば嗜好が変わるのと同じで、犬もいつまでも同じドッグフードを食べていてはいけません。ドッグフードはどのステージの食事でも見た目は似ていますが、成分を確認すると内容は全く違います。一度確認してみると良いでしょう。(シニア向けの食事には、食物繊維が多く含まれていたり、抗酸化物質が多く含まれていたり、関節を保護するような成分が多く含まれているなどの特徴もあります。各社異なるので、比較してみることをおすすめします。)

そして食事の量は犬も代謝が変化するので、いつまでも同じ量を与えていてはいけない可能性もあります。『同じ食事量を与えているのに、太ってきたな』と思われている飼い主さんは要注意。消費カロリー以上のカロリーを摂取していませんか。いきなり量を減らすのは酷なので、数粒ずつ調節するのでも効果はあります。でも、太ってくるという症状がでる病気もありますので、一度獣医師の診察を受けることも大事でしょう。

食事の回数は特に増やす必要はないかと思います。でも、お腹を下しやすい体質の犬は少し回数を増やして、1回の量を減らすということも有効でしょう。
歯周病が進んでぐらぐらしているような状態で、食事を嫌がるような素振りが見られる場合は、動物病院で歯の処置をしてもらうことをおすすめしますが、必要に応じてドッグフードをふやかして与えるのも有効です。

散歩

散歩はいくつになっても、行きましょう。散歩はイメージとして、行きと帰りを同じスピードで帰ってくることができるくらいの距離を行くのがベストです。これは子犬・成犬にも共通していえることです。

散歩の途中に最近へたって動きたがらないというのは、体力的にその距離が犬にとって長すぎる可能性がありますので、一度短めの距離で様子をみるようにしてみましょう。
でも、散歩などの運動をいやがるというのは、もしかしたら心臓の病気や関節の病気などが隠れている可能性もゼロではありません。(7歳を過ぎた犬はまず一度必ず健康診断を受け、その後も1年に1回、もしくは半年に1回程度の健康診断を心がけましょう。)
時間は涼しい時間を必ず心掛けることが重要です。回数も、犬の様子を見ながら変更しましょう。

散歩を継続することで、筋肉が落ちることを防ぐことにもつながります。適切な散歩で、しなやかな筋肉と靭帯を保つよう心がけましょう。犬にとって適度な運動と、日に当たることは心身ともに健康に保つ上でとても重要です。外は様々な刺激があるので、認知症の予防にもなると言われているのです。

もし何らかの病気で歩けないという場合でも、日に当たるところにつれていってあげることはとても良いようです。バギーなどで連れて行ってあげても良いですね。

室内飼育の飼い主さんに向けた内容になりますが、床は滑りやすくありませんか。フローリングだと、抜け毛の掃除もしやすいですし犬が万一粗相をしても片づけやすいです。でも、7歳ではまだ症状が出ない犬も多いですが、歳をとるにつれて関節炎を起こしていることも多くあります。(特に腰の骨が変形を起こしている犬は多く、いずれ痛みが出てくることが予想されます。)

足腰が弱った犬にとって、滑る床は立ち上がりにくく、それが原因で排泄を失敗してしまうこともあります。立ちあがる際に転んで他の部分を痛めてしまう可能性もあります。気をつけてあげたいですね。

そして、重要なのが、いざ関節炎の症状が出てから滑りにくい床にしても正直なところ時すでに遅し、というのが本当のところです。可能であれば、若い時から滑りにくい床にすることで関節炎が起こりにくくなります。床に塗料を塗って加工する方法もありますが、フロアマットを敷くことでもフローリングよりは滑りにくくなるでしょう。

段差

家の中でソファやいすに上りたがるわんちゃんは多いですが、足腰が弱ってくると思ったようにいかず登れなかったり、落ちてしまったり、予期せぬ事故につながることもあります。ソファなどには市販の段差を設置して少しでも負担を軽減するように心がけるか、登れないように柵を設けることが大事でしょう。
階段にも滑り止めのマットを敷いてあげるか、可能であれば、ここにも柵を設けて行かないようにするのでも良いかと思います。

ベッドの位置

歳をとってくると、寝ている時間が長くなってしまいますので、飼い主さんが見えるところに寝床を移動してあげましょう。犬の性格にもよるかもしれませんが、多くのわんちゃんが飼い主さんの声が聞こえる、ちらっと顔が見えるような距離が一番落ち着くことが多いと思われます。

室温の調節

人間と同じで歳をとるにつれて、だんだん体温調節の機能が低下します。特に冬は冷えやすいので暖かくしてあげることが大事です。暖房だけでなく、毛布をおいてあげることや冷房だけでなく冷却マットを置いてあげましょう。ただ犬が自分の感覚で多少移動を出来るようにして、調節をできるような環境を作ってあげましょう。

睡眠時間

歳をとれば、睡眠時間も長くなり『食事の時以外はずっと寝ている』ということもよく伺います。認知症のような症状で、『昼は寝ていて、夜はずっと起きている』昼夜逆転の場合は昼間は起こすように声を掛けて夜に寝させるようにすることは大事です。でも、ただ単に寝ている時間が増えたということでしたら、ゆっくり休ませてあげましょう。

体力低下して寝ているわけではなく、暇で眠っているような犬の場合はおもちゃなどで遊んであげたり、刺激を与えてあげることはとても重要です。
ただ、犬が高齢になって、寝てばかりいても飼い主さんが『老化かな』と判断されるのではなく、一度動物病院を受診し、獣医師に相談してみましょう。

その他にも10歳を過ぎてしばらくすると視覚、嗅覚、聴覚が衰えてくることもあります。認知症などの症状が出てくる犬も少なくはありません。積極的にコミュニケーションを取ることで、犬のことをよく観察してあげましょう。寝る時間が増えても、時には起こして遊んであげることも刺激になります。歳をとって散歩を嫌がるようになったから外に出さないと、更に足腰が弱る可能性があります。飼い主さんからもしっかりと犬に働きかけて心身ともに健康に過ごせるよう心がけましょう。

そして何か気になることがあったら動物病院へ行くことが大切ですね。悲しいですが、犬の寿命は長くありません。高齢犬を家で飼うことは、若い頃とは違う大変さがあると思いますが、愛犬とのペットライフを楽しんでお過ごしください。

 - 老犬