犬の食欲不振を解決する!長生きにもつながるサプリメント

*

老化で起こりやすい犬の病気

   

犬の反応が鈍くなるのは、飼い主さんが老化を疑う現象のうちのひとつです。名前を呼んでも以前のように反応がなくなったり、散歩も喜ばなくなってしまったり、ということはありませんか。ただの老化なのでしょうか。でも病気で体調が優れない可能性も否定できません。
dog-841175_640
歳をとると嫌でも病気は増えてしまいます。その中でも気付いてあげられるサインがあれば、すぐに病院にかかることもできますが、かなり病気が進むまで症状が出ない病気もあることをご存じでしょうか。少し元気がない、反応が鈍い…老化と思いがちな症状に隠れているかもしれない病気を掘り下げていきたいと思います。

目の病気

視力が落ちると犬は反応が鈍くなると言われています。犬も加齢で視力が落ちると言われていますが、病気が原因で視力が落ちたり、失明してしまうこともあります。視力が落ちても犬は聴力が優れているので、生活に問題はないと言われていることもありますが、行動学の研究者によって『視覚は重要』ということが提唱されています。目が見えない不安から怖がりになってしまったり、攻撃的になってしまったり、元々の性格から大きく変化してしまうことも少なからずあるのです。

では視力が落ちてしまう病気には何があるのでしょうか。
まず、白内障は人間でも比較的多く、目のレンズの部分が白く濁ってしまう病気です。でも人間の白内障では目が真白になっているのをご覧になったことがありますか。人間の場合は早期に視野欠損が出て、手術を受けることができます。そのため、犬の白内障とはイメージとしてギャップがあるかもしれません。犬の白内障は目が真白になって目が見えなくなってしまう病気です。でも、早い段階で目が白くなっていることに気付くことができれば、進行を遅らせる目薬もあるのです。まずは犬の目が白くなっていないか、目を覗いてみましょう。

また、白内障の他にも、失明してしまう病気の代表でもある緑内障は、とても目が充血したり、痛がって元気食欲が落ちたり攻撃性が増したり、目をしきりに気にしたり、という症状がでることがあります。48時間以内に眼圧を下げないと、目の奥にある視神経がダメージを受けて失明してしまう可能性がある緊急性の高い危ない病気です。

進行性網膜委縮という病気はあまり耳にすることがないかもしれませんが、これは網膜が変性し、最後は失明に至ってしまう病気です。瞳孔が開いていることが特徴で、飼い主さんは比較的気付きにくい病気かもしれません。

この他にも視力が落ちる病気はありますが、総じて犬の視力の低下は飼い主さんには気付きにくいと言われているので、異変があれば動物病院で眼科検査を受けることをおすすめします。反応が鈍いことは老化だけが原因ではないことを理解していただけましたか。

その他にも老犬に多い病気が原因で体調不良になり、反応が鈍い可能性もあるので、以下の病気についても知っていただきたいと思います。

腎臓の病気

腎臓の病気はとても多いということをご存知ですか。今現在では、犬の死因の第三位はなんと腎臓病と言われています。腎臓は犬の体に二つある臓器で、尿を作る、血圧の調節、赤血球の産生、カルシウムの吸収など様々な役割を果たしている臓器です。

腎臓病の中でも最も多い慢性腎不全は高齢の犬に発生する病気で、数か月から数年の経過で少しずつ少しずつ進行してしまうのが特徴です。腎臓は2つあるので、少しずつ片方の腎臓の機能が低下しても、もう片方がその分働くので、症状が出るのはもう一つの腎臓が機能をカバーしきれなくなった時なのです。このような理由で腎臓の病気はとても見つかりにくく、症状が出る頃にはとても病気が進んでしまっているという臓器の代表格といっても過言ではないでしょう。

慢性腎不全の症状は(病気の進行によって症状も異なりますが)尿が薄くなる、尿の量が多くなる~減る、水を飲む量が増える、元気がない、食欲がない、繰り返し吐く、などです。そして、繰り返し吐く、ぐったりして元気食欲がないという時は慢性腎不全の中でも尿毒症といって末期の症状の状態。その前に何らかの形で気づいてあげたいですね。
一番大事なのは、少し何か変だなぁと思ったら、病院へ行くこと。そして、元気なうちから年に一回は必ず健康診断を受けることです。(シニアになってからは半年に1回という獣医師もいます。) 

ただ年に1回といっても、犬にとっての1年は人間に換算すると、なんと4年に値します。去年健康診断受けたからいいか、ではなくそれは4年前の検査結果だと思ってください。そして、つい軽視してしまいがちな尿検査もきちんと行ってもらいましょう。早期の腎臓病を発見することを出来るのは尿検査だけなのです。(腎不全になると尿が薄くなってきます)

きちんと病気について知り、なんとなく元気がなく反応が鈍くても『老化かな』とご自身で判断されることは危ないことを頭の片隅に置いておいてください。治療を開始することで、腎臓病の進行も遅くすることも出来、犬も毎日を以前よりは楽に元気に過ごすことができる可能性が大きいです。

肝臓の病気

肝臓は人間でも沈黙の臓器と言われるほど症状が見つかりにくい臓器です。肝臓は血糖値の調節、蛋白質脂肪の代謝、解毒、胆汁の産生など、さまざまな役割を果たしています。肝臓は通常は1/3程度しか使っておらず、残りの2/3は予備として使っていないと言われています。このため機能がぎりぎりに落ちるまでは、ほかの部分が代わりに働いてくれるので、自覚症状がありません。飼い主さんもなかなか気付くことはできないのです。

吐き気が出たり、軟便~下痢になったり、黄疸(皮膚が黄色になってしまう)、水を良く飲む、元気がない、食欲がない、などの症状が出始めて初めて何らかの異変に気付くことができるでしょう。でもこの時には病気はすでに初期ではありません。

吐き気や、軟便~下痢は『一過性の可能性かな?』、『ただ単にちょっと体調を崩しただけかな』、とつい軽視してしまう飼い主さん少なくないですが、これが肝臓病の症状の一つかもしれないのです。高齢犬の場合は、若い時には一過性の症状であったものが、実は命に関わる大きな病気の症状のひとつの可能性もあるので、積極的に検査を受けましょう。

その他、腎臓の病気のところでも書いたように、定期的に健康診断を受けることが一番の発見の近道になるかもしれません。

言葉を発しない動物だからこそ、分からないことはたくさんありますが、きちんとコミュニケーションを取ることで病気の早期発見につながることがあります。そして、言葉を発しないからこそ、健康診断の重要性もあると私は思います。病気ではなく老化なのか、病気があるのか。ちょっとしたことでも気になることがあれば動物病院へ行ってみましょう。いつも犬と一緒に過ごしている飼い主さんが『いつもと何か違う』と訴えるときは、間違いなく何らかの原因があると思います。

 - 老犬