犬の食欲不振を解決する!長生きにもつながるサプリメント

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犬の認知症と対応の仕方

   

さまざまな感染症の予防や、生活、食事などの改善によって、犬の寿命も延びたということは皆さんご存知かと思います。犬の代謝の変化は7歳からといわれており、食事も7歳以降はシニア期として変更するように言われています。ホームセンターで販売されている食事もどれもそうですよね。でも、どの犬も7歳を機に突然老化が始まるわけではありません。見守る側としては悲しいことですが、人間と同様に徐々に老化していきます。そしてその老化の具合もさまざまです。
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その老化のひとつとして、今少しずつ問題になっているのが、犬の認知症です。ご存じですか。犬にも人間と同じで認知症というものがあるのです。
どの犬もこの認知症を患うわけではないですが、長生きをしてくれて一緒に連れそう時間が長くなればなるほど、認知症のような病気を患う可能性が高くなってしまいます。いつまでも元気で長生きをしてほしいという気持とは裏腹にとても皮肉なことのように思いますが、避けられないことなのです。

認知症は人間の介護と同じで、ケアすることはとても大変です。毎日世話をしているうちに、飼い主さんの悩みの種やストレスになってしまったりすることがあります。また、突如として明確に発症するものではないので、ただ単なる老化かな?と、やり過ごしてどんどん症状が進んでいってしまうことも多くあります。

いったい犬の認知症とはどんな症状がでるものなのか、もし症状が出てしまったらどんな風に対応をすればよいのか、予防をする方法はあるのか、ということを知っておくことは、まだ認知症が出ていない飼い主さんにとっても重要なことであると思います。

認知症ってどんな病気??

犬の認知症は、老化に伴って今まで出来ていたことができなくなってきたり、反応が鈍くなっていく病気で、犬では『認知障害諸侯群』と呼ばれています。簡単にイメージとしては、人間と同じようで、反応が低下し、出来ていたことができなくなる病気です。

もちろん個体差があるのですが、一般的には認知症になるのは大型犬でも10歳以降、小型犬だと15歳くらいからだと思います。でも、ネット上には早い犬では大型犬だと6-7歳から、小型犬でも10歳くらいから、ということも書いてあります。少しずつ脳の中に変化が出始めていることもあるのかもしれませんが、症状が出てしまうのには早いように思ってしまいます。

どんな症状が出る可能性があるの??

症状は犬によっても様々ですが、下記のようなものが挙げられます。

  • おしっこをトイレ以外の場所にしてしまうなど、トイレの失敗が増える(その他、しつけで学んだことが徐々にできなくなってしまう)
  • 夜中でも構わず泣き続ける
  • 昼夜のバランスが逆転していて、昼間はずっと寝ているのに、夜はなかなか寝ない
  • ぐるぐると円を描くように回っている(旋回運動)・そして部屋の隅の方へ行ってしまうと後ずさり刷ることができずそのままの状態(もしくはその状態になると飼い主さんを呼んで鳴き続ける)
  • 異常に食欲があり、いくらでも欲しがる
  • 飼い主さんが犬の名前を呼んでも、反応が鈍くなる

インターネットで検索をされると出てきますが、専門家の方が作られた『犬の認知症の診断基準100点法』という認知症の診断基準があります。犬の認知症を疑われている飼い主さんはぜひしてみることをおすすめします。前述したように、認知症はただの老化と混同され診断が遅れることが多くあるので、早期発見が大切ということを覚えていてください。

認知症の原因は??

では、そもそも認知症になる原因は何なのでしょうか。でも残念なことに、認知症になってしまう原因はまだ明確には分かっていないことが多いというのが現状です。でも、人間のアルツハイマー病で解明されているのと同様に、認知症の症状が出ている犬の脳にも同じ蛋白質が沈着していることが現時点で分かっているので、何らかの関連があると考えられています。

それぞれの症状に対する対処法

トイレの粗相が増える

初めはトイレを失敗することが増え、次第に失禁してしまうようなこともあります。でも認知症を始めとした老化ではなく、病気の可能性は否定できないので、かならず病院を受診しましょう。
この症状を止めることは難しいので、衛生的に保つことを第一にしましょう。お尻周りの毛を短くすることで管理もしやすくなります。適宜犬の普段からいる場所を消毒して衛生的に保つことを心がけましょう。

昼と夜が逆転してしまう

昼はずっと寝ているのに、夜は起きていることが多いというのも特徴的な症状の一つです。体内時計がずれることで、ホルモンのバランスも崩れやすくなり、体調にも大きな影響を与えることがあります。これも人間と全く同じです。
出来るだけ昼間に声をかけることや、昼間にその犬にとって十分な運動をすること、日光に当たる生活を送らせることで、改善できる可能性があります。

夜鳴きが増える

夜鳴きは飼い主さんが一番困る症状だと思われますが、まず、前述した昼夜逆転の生活を改善することをおすすめします。それでも夜にちょっとしたことで起きてしまい鳴きはじめると止まらない、飼い主さんも・犬も寝れなくてストレスというような場合は獣医師の判断のもとで、睡眠薬を処方してもらうことも一つです。

旋回運動をしてしまう。

高齢の犬になると、ぐるぐると円を描くように歩きまわる症状が見られることも多くあります。これは飼い主さんが犬を物理的に押さえても止められるものではなく、気が付くとまた歩いている…ということは多いのが実状です。そして、部屋の隅に入ると後ずさりできず、頭を角に向けたような姿勢でとまってしまいます。

犬もパニックになって鳴いたりするので、これらの症状が見られる場合は丸いケージをご用意することをおすすめします。やわらかい素材で出来ているものが多いので怪我も予防できるのが利点です。もしくは部屋の角に段ボールを置いて大きな円を描くように囲うことでも代用することができます。

異常な食欲

犬によっては食欲が異常に増す場合もあります。いくら与えても欲しがってないたりするので、そのたびに与えるのではなく、少量を頻回与えるようにしましょう。こうすることで、消化器に対する負担も軽減することができ、肥満の心配もありません。肥満になると、ほかの病気に陥る可能性もあるので注意しましょう。

認知症を予防する方法はあるの??

残念ながら、認知症を劇的に改善し、元の状態に戻すような薬はありませんが、早期の発見で予防策を講じることで進行を遅らせることができるのです。このような理由でも、この文章を読んでいただいている方には、異常に早期に気付き、ただの老化と諦めずに治療を行っていただきたいというのが私の気持ちです。

DHAなどのオメガ3脂肪酸を含むような抗酸化物質のサプリメントや、これらの含まれる食事は効果が見込まれています。シニア世代に足を踏み入れた段階からは、このような配慮をすることで予防につながるでしょう。動物病院でもこのような食事やサプリメントは取り扱っているので、かかりつけの獣医師に相談してみることをおすすめします。

でも、これらの治療以外にも、お金も特にかからず、飼い主さんがご自宅でしていただける治療があります。当たり前のことかもしれませんが(仮に犬が寝たきりの状態でも)、犬の体を優しくマッサージして触ってあげて、優しく声をかけてあげることは刺激のひとつとなるので、とても大事なことです。人間の介護と同様です。

また、反応が鈍く少し老化が始まってきたかなぁと思っても、散歩に連れ出してあげたり、日光に当たるような生活を送らせることは元気につながると言われています。
元気に長生きをすることを目標に、シニアライフを送りましょう。

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